投稿５日目。 好きなご飯屋さん、喫茶店紹介2

2022年6月17日　好きなご飯屋さん紹介

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　「んー…パンケーキが食べたい。」

大学生の時、ふと思うことがたまにあった。もともと甘いものは好きなのだが、ちょうどその時周りでもパンケーキの話題がよく出ていたためである。友人と話していたり、周りの話で「パンケーキ、パンケーキ」と言われると流石に気になる。テレビでもよくやっていた、ふわっふわのパンケーキ。テレビの中の有名人は空気食べてるみたいって言ってたような気がする。お腹いっぱいならないじゃんなんてツッコミをいれてたっけなあ…。どんな食感なのか気になる。

　お昼で授業が終わった時、徐に駅へと向かい、電車に乗る。パンケーキといえば渋谷や新宿、原宿がイメージで出てくるが方向音痴なので都会には行かないことにしてる。そこから外れてる場所でパンケーキ…。あ、ひばりが丘にあるって誰か言ってたな…。よし。行ってみるか。

　ひばりが丘駅に降りる。確か南口だったな…なんて思いながらマップの位置情報を頼りに向かう。埼玉といえば西武池袋線で考えると所沢だけ都会のような印象を持っていたが、そんなことはないな。お店も多いし結構通りも広い。住みやすそうな街だな。

　20分後。お腹が空いた。なかなか離れているな…。公園というか団地というか…。そんな道の横を歩いている。本当にこんなところにお店があるのか…。少しすると焦茶色のおしゃれな木造家屋が見えてきた。建物には「COMMA, COFFEE」。あった。ここだ。

　やっと食べられると心躍らせながら中に入ると前に1人お客さんがいた。へえ…持ち帰りもできるのか。今度来たら持ち帰ってみよう。受付を済ませるとソファ席へと案内される。注文はもちろんカステラパンケーキ。「パンケーキは焼くのに30分ほどお時間頂戴いたしますがよろしいですか？」。ぬぅ。お腹は空いているが今日の目的はそのパンケーキ。ここは堪えるしかあるまい。注文をして大学の課題を進めながら待つ。

　「お待たせしました。」待ちに待ったパンケーキ…はステーキが乗るような熱々のミニフライパンの上に覆いかぶさるようにして運ばれてきた。生地の表面には大きな十字の切れ目。それすらをも膨らむ力で埋め尽くしている。その上には大きなバターの板。下からの熱にじんわり溶かされて生地へとしみこもうとしているのがよくわかる。机の上に運ばれてきた瞬間、そのバターの香りと生地の焼けた香りがする。後で知ったのだが、ぐりとぐらのパンケーキなんて呼ばれているらしい。

　いざ、いただきます。

ナイフを入れてみれば少し圧でへこんだあとふわっと切れ目が入る。ゆったりと上がる湯気に心を躍らせながらまずはなにもつけずにぱくり。生地の甘さが口に広がる。食感もふわっふわ。歯でゆっくりと10分の1くらいに押し潰されていくのがわかる。空気か…。確かにあながち間違っていないのかもしれない。次はバターを染み込ませて…。バターと生地の甘い香りが鼻の方へと抜けてくる。これは…うまうま…。少し違う味が欲しくなればはちみつ…。これもうまうま…。食べ切るも結構お腹膨れるな。もしかしたら友達と分けるくらいでちょうどいいのかもしれない。美味しかったあ…ご馳走様でした。

〜今日のご飯屋さん紹介〜

お店:COMMA, COFFEE

場所:ひばりが丘から徒歩20分

値段:カフェ1500円くらい

お一人様:時間によりそう。少し時間外せばok

量:パンケーキは大きめ…？

※友達と分けっこした方が楽しめそうかも？