投稿2日目。 好きなご飯屋さん、喫茶店紹介1

2022年6月14日 所沢散策にて見つけた喫茶店

 

 

 

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 大学生時代。3年生の春学期、5月ごろ。空きコマで早めに昼過ぎに授業が終わる。アルバイトは夕方。時間がある。こういう時、私は定期券内である所沢に降りる。定期券内であればどこに降りてもタダっていいよね。こうやって時間があると、良く途中で降りて散歩をする。

 

 改札をくぐれば新しくなった駅舎。キラキラした少しクリーム色の明かりの中、おしゃれなショップが見える。逃げるように右に曲がり、バスロータリーの方に降りて徐に商店街の中へ。お昼ご飯屋さんを探す会社員の方々が通る中、時間がある時にふらっと寄ってしまうゲームセンター。

 

 人の雑踏を消すほどの店内BGM。いつも遊ぶのは一回100円のタイミングローラー(命名)。ベルトコンベアの上にきれいに景品が並べられており、左右に流れる光ランプにタイミングを合わせてボタンを押す。そうするとランプが止まった位置のローラーが前に進む。重量に耐え切れなくなった景品がゆっくりと落ちて手に入れられる。タイミングさえしっかり見れば景品がとれる。小さいものでも収穫があると嬉しい。毎回毎回、所沢に来るとこうやって最初にゲームセンターに寄ってしまう。景品は何でもいい。その場にあって好きそうなもの。時にはカービィ。時にはもふっとしたねこ。少しばかり遊んで、いつも景品を2つほど手にすると思いだす。「ああ、おなかすいてたんだ。」

 

 お店を探そう。ガラス張りのお店はなんだか外の人に見られて緊張しそう。出来ればゆっくりできる感じのお店。ガヤガヤしてない感じの。長くいたいからご飯とお茶が出来そうな場所がいい。チェーン店は何か負けた気がする。なぜか。ってなると喫茶店を探し出す。…あ、あそこがいいか。ゲームセンターから駅の方へ、部活のない高校生たちが遊びに行く横で、人通りの少ない左側の裏路地に曲がる。少し上を見上げれば喫茶店の看板。「ペルレイ」。その下を見れば看板が出てる。よし、開いてるみたいだ。

 

 階段を上って店内へ。アルコール消毒を行ってからからんころんと扉をくぐるとふわっとしたコーヒーの香りのあと、あたたかい電気と程よい暗さ、白い壁に深さのある茶色の棚やテーブル。香りがたまらん。そして白と深茶色のコントラストがたまらん。席へと案内される。ピアノ横のテーブル席。この席結構好きなんだよな。カウンターが眺められるし、店員さんとお客さんが話しているのもみれる。年配の方の憩いの場にもなっているんだなあ。

 さて、注文をしよう。飲み物は…ヨーグルトジュースなんてあるのか。珍しいな。飲んでみよう。あとは…いつもピザトーストかバタートーストで悩むんだよな…。でも今の空腹度合いを考えると…ピザトーストだな。店員さんの方を見ていると気づいてくれた。呼ぶのは苦手だからうれしい。

 

 注文後、店内の音に耳を傾ける。流れるクラッシック。静かではあるものの、年配のお客様の話している声は穏やかで耳につかない。深呼吸をする。店内で淹れたコーヒーのいい香りがする。コーヒーの香りは好きだ。カフェインが効き過ぎるから飲めないけど。数分してサラダとヨーグルトジュースが届く。サラダを食べ終わったころ、ピザトーストが届いた。

 

 サラダがついてるのはありがたい。お皿一杯分の野菜のシャキシャキ感。ドレッシングは少し酸味があって、それが野菜の甘みを引き立ててくれる。サラダって食感大事だよなあ…うまうま。ヨーグルトジュースって本当に味はヨーグルトなんだ…これはこれで好き。でもサラダ食べ終わってからにしよう。トーストと合いそう。ピザトーストは結構家庭的な感じ。トーストの上にケチャップとその上からとろっと解けたチーズ。その間からこそっと顔をのぞかせるミニトマトやピーマン。3つ横に切り分けられてて一つ一つが4口くらいで食べれる感じ。サクッとしたトーストの食感にじわっとしたチーズの旨味。噛めばそこからトマトやチーズの下に隠れたケチャップの酸味。ああ、食感のいいピザを食べている。うまうま…完食。

 

 そのあと、ゆったり休憩。ぽへえ…っとしつつも、お茶もしたいな。もう一度メニューを見る。紅茶と…お、ケーキがある。クラッシックショコラ…?なんか店の雰囲気と合いそう。これにするか。出てきたケーキは重厚感のあるショコラケーキの上に粉雪の様に降り注いだ粉砂糖。隣に添えられた生クリーム。皿の上でもコントラストが映える。ショコラを一口。ガツンとしたチョコレートの濃厚な甘味…!口の中で圧倒的な存在感…さっきまで食事をしていた口の中が一気にカフェタイムだ。生クリームと食べると、ん・・・?生クリームは甘さ控えめなのか。圧倒的な存在感を示していたショコラの甘さを包み込むようにして滑らかな甘さへと変化した…!なるほど。だから生クリームがついているのか。これも…うまうま。適度に紅茶で口の中をリセットしつつ、ショコラの存在感を楽しむ。生クリームと一緒にして滑らかな味わいを楽しむ…ゆっくり少しずつ食べつつ、自分の時間を過ごす。幸、なり。

 

 ごちそうさまでした。お会計のあと、傾く夕日の中、お店を後にしてアルバイトへ向かう。いい、感じだ。

 

 

 

            ~喫茶店情報 参考までに~

 

喫茶ペルレイ

 

予算:ランチ1000円程度

   カフェ1000円程度

お一人様:問題なし

雰囲気:純喫茶って感じ。温かい雰囲気で入りやすい。ゆったりした時間が流れてる

喫煙:禁煙

 

※ガッツリ食べたい人は量が物足りないかもしれない。軽食向けかも。